私が尊敬する人が
ジビエ料理を食ったときに聞いた話として、
畜産で人間が育てた家畜の肉より野生の肉、
農作で人間が育てた野菜穀類果物より天然の植物。
そういった自然天然ものの方が
より生命力を人間に与えるのだそうだ。
それを耳にして以来、
ジビエ料理を食べたかった。
で、
ジビエといえば鹿とか猪だが、
鹿より猪の方が美味いというのが猟師の相場。
ぼたん鍋を出してくれる店を探ってみたが
ちょっと遠い所ばかりで、
近くにあっても宿泊とセットが多い。
ところが。
家から30分ほどかかるが
姫路市夢前町に石井精肉店というのがあって、
そこは猪や鹿の肉を目玉に
ネット通販もやっているというのを見つけた。
で、
竹取の湯へ1年強ぶりに行ったついでに
石井精肉店にも寄ってみようと。
竹取の湯へ行くと、
今までは見向きもしなかったのだが
フロント前の売店でいろいろ売っていたので、
妻子が所望するものをそれぞれ買ってやり、
自分はこれを買って飲んでみた。
カッパサイダーと姫路城サイダーがあって
カッパサイダーが240円、姫路城サイダーは230円。
2本とも買っていこうかと思ったが、
妻も子も要らないと言うし、
仮に2本とも買って、
2本とも不味かったら
何か自己嫌悪に陥りそうというか
これからの道中、
気分が凹みそうな気がして・・・
やっぱ1本だけにするか?!
いっちょ運試しっつうか御神籤引く感じで・・・
どっちかを選んでみようって事で・・・
それで、
姫路城サイダーってのも・・・、
なので、
カッパサイダーを選んだが、
まあ地味に美味しいというのが感想。
柚子の味がする。
炭酸は控えめ。
柚子の果実だろうか、
それらしき物が沈殿していて
微妙に高級感・本物感が漂うw
福崎町で作っているようです。
そういえば、
カッパは福崎町の町おこしシンボル。
強烈な何か、というか、
強くアピールしてくる物はないが、
薄味なのでグルメや年寄りにはお勧め。
まあ、
次回は姫路城サイダーに挑戦しようかな。
他にも、
妙に安い物とか、
流行りの物とか、
いろいろ売ってます。
それと、風呂に入りに来た客が
次々にやって来て、
フロントマンたちはなかなか忙しそうです。
最初は険しい顔つきをしていたフロントの人たちも
私たちがいろいろ品定めしているうちに慣れて来た?のか、
勘定する時には笑顔というか微笑でした。
せっかくなので、
最近はあまりビデオを撮ってないしという事で、
特に見どころもないけど周りの景色をグルっと撮影。
このゲートボール場はいつもお年寄りが集まってます。
ちなみにこのゲートボール場の、県道?沿いの斜面は
春になると芝桜が綺麗に咲きます。
この斜面が一面、芝桜満開になったら、
ヤマサ蒲鉾の芝桜を見に行くのもいいですね。
ちなみにこっちは
恒屋城跡がある山です。
この角度からは見えませんが。
少しづつ整備工事が進んでいるようで、
徐々に石垣がはっきりと見えて来て、
幟が風にはためいていて、
知らぬ人が見ると「?」と思うことでしょう。
大したものではないと思いますが、
いつかは登ってみたいです。
さて、
次に石井精肉店へ行くと、
何度も通ったことがある道沿いにある店だったが、
意外なほど客が次々にやって来るのに驚いた。
田舎の人はお金持ちというけど、
高級車で乗り付けて来る奥様とか、
「高級ブランドの普段着」で来る女性2人組とか、
なんかこの肉屋も只者ではないという気がw
猪肉、ぼたん鍋用のスープ、
他にも妻がいくつかみつくろって買って帰った。
帰り際に、店の人に聞くと、
猟師が放血~内臓抜き~冷却までやった個体を
状態を見て引き取るというか買い受けるような流れだそうで、
店のHPに書いてあったのと同じであった。
思えば30年前、丹波篠山の国民宿舎で宿泊してボタン鍋を食って
ちょっと独特の臭いがするなあという記憶があったので、
あまり期待せず、
猪肉は鍋用の切り落としパックにした。
400gで1640円なら、そんなに高くない気がする。
(スーパーなどでの肉の値段など知らないので、飽くまで感覚だけど)
で、ぼたん鍋用秘伝のスープっていうのが
スーパーで売ってる鍋用の市販に比べて高い気がしたけど、
せっかく猪鍋を食うんだから、ということで奮発。
他に私の目を惹いたのは
NZ産のハラミだが、
抗生物質だったか成長ホルモンだったか、
そのどちらもだったか、
を与えてない良質な高級ハラミだと。
私は焼肉するならハラミだけでもいいくらいなので、
ちょっと気になる一品だった。
↑これはオマケ?で付いて来た山椒の粉末。
秘伝スープにも山椒が原料で入っていて
十分にその風味はあったが、
この粉末を加えると濃厚さが増して、それもアリだった。
白い方の紙は、開いてみると、簡単なレシピになっている。
赤い方は、ただの札というか。
夢前川ぞいの景色を楽しんで帰るつもりだったが、
肉を買ったのと、子供が某お店でおしっこした時に
ズボンやパンツに小便がかかってベチョベチョになったので
ゴダイ薬局でタオルを買ってお尻に巻いた状態で急いで帰った。
帰宅してすぐにぼたん鍋の時間になったが
昔の記憶とは大違いで美味い!
正直、びっくりした。
あの30年前の猪鍋はなんだったのか?
秘伝のスープの味が濃いというのもあるだろうが、
それでもこんなに旨いなら、月1ペースで食いたいと思った。
ちなみに子供はハンバーグ食いたいというので、
猪肉は食わず。
なので肉は半分ほど余った。
さて、食い終えてからフッと心配になったのが、
菜箸を使わず、
私も妻も、自分の箸で生肉をつまんで鍋に突っ込んだ事。
猪や鹿などの野生獣肉はE型肝炎ウイルスがついている可能性がある。
不安を覚えてググってみると
取り箸や皿も分けるように、との忠告が多く見られた。
で、ビデオを見直してみると
私も妻も、肉を雑につまんで引っ掻き回したりした後、
そのまま箸を引っ込めてしまっている。
箸の先を鍋の底に付けて1~2分ほど加熱すれば安心だったが
うっかり忘れてしまっていた。
もし2~6週間後に肝炎の症状が出たら
この時の猪鍋が原因だろう(汗)
ただ、E型肝炎は稀に劇症化するが、
ほとんどが自然治癒するらしく、安静にしてれば治るとの事。
後の祭りではあるが、
皿と箸とを熱湯消毒しておいた。
肉がなければウィルスは死滅するだろうから、
食った後に皿や箸を消毒しても無意味だが
もしかしたら空気中でも24時間ほど生き延びるかもしれぬし、
まあ気休めでもいいから、ということで。
しかし・・・気のせいか何だか・・・(焦)
症状が出るには早すぎるがw