2014年6月14日土曜日

THE JUNGLE

高速バスの車内で見ました。

アクションのカテゴリーなんで
ランボー的な内容を期待してました。

蓋を開けると・・・・・


ヒョウの生態を調べるのが仕事
という白人男性が主人公。

妻は心配とか寂しいとか
冒頭インタビューで言ってましたが
夫の仕事に理解ある妻です。

そして夫はインドネシアへ調査へ。

通訳とガイドを雇って
豹が棲むジャングルへ入ります。

途中、いくつかの事件が。

ビデオカメラを設置し、夜間自動撮影すると
得体の知れない物が写っていた。

主人公は怖くて帰りたいとか言います。

ガイドは何でもないから続行と主張。

結局、前進を続けます。

次は恐ろしい出来事があります。
人間が惨殺された遺体を発見。

ガイドと通訳は帰って警察に届けるべきだと。
白人はもう少しで野生の豹に会えるから進むべきと。

それでガイドが白人を殴ります。
われわれの祖先を馬鹿にするなと。

それでもなんとか矛を収め、調査を進めます。

最後は動きが速くて見えない動物に襲われ
全員死んでしまいます。

一瞬見えたのは猿人のような生物でした。

何を伝えたいのか分からない映画でしたが
暇つぶしにはよかったです。

2014年2月26日水曜日

ミンボーの女

伊丹十三監督作品
民事介入暴力をテーマにした作品。

FC2動画で見ました。
昔、レンタルビデオで見て以来、
今回で2回目の鑑賞。

映画そのものは名作とは思いますが
この映画を見て怒ったヤクザが
監督を襲ったという逸話もあります。

実は今、私は
伊丹監督を襲撃した組員が所属していた組、
後藤組組長の自叙伝を読んでいるところです。
(引退済)

後藤氏によると
この映画を見て怒った暴力団員は多い
とのことです。

確かにこの映画は、ヤクザが皆、
あのような強請り集りをしているとの
誤解を生む可能性があります。

ヤクザ稼業に誇りを持っている者の中には
俺達はあんな事はしない、
と怒る人もいるでしょう。

例えば私も、
毎月毎月10万円づつを慈善団体に寄付している
指定暴力団の某組長を知っています。

暇な日にはボランティアで
近所の公園を組員全員に掃除させるヤクザです。

だから、ヤクザが皆、
悪い人とは限らないのは確かです。

「暴力団員は全員が反社会勢力」
という前提で描かれたストーリーは
今月の都知事選で落選した宇都宮健児に言わせれば
憲法違反ということになるでしょう。

そして宇都宮なら
「けしからん」と叫ぶでしょう。

まあ
そういう面も持った話題作ですが
暴力団の理不尽な要求には毅然とした態度で対峙すべし、
という事を善良な市民に教えてくれる
貴重な映画であったといえます。

今はもう、組の名前を出しただけで
暴対法現行犯で逮捕されてしまいます。
が、
暴対法が整備されてなかった頃は
警察も民事不介入と言って
あまり真剣に取り合ってくれなかったものです。

今はみかじめ料を要求したら
電話一本で警察が駆け付け逮捕してくれますから
隔世の感があります。

ただ暴対法施行直後から
懸念されていた事があります。

ヤクザを弱体化させると
それまで潜伏していたような
外人マフィアが暴れるというもの。

これは半分くらい当っています。

残りの半分は
暴対法にひっかからない外人マフィア、
奴らを暴力団が利用して
ヤクザの地下潜伏化も起きています。

ところで、一説に拠ると
山口組が一大勢力となるに至った
必然的理由というものがあります。

それは終戦直後のこと。

日本がアメリカに敗戦すると、
それまで大人しくしていた朝鮮からの渡来人が
棚からボタ餅、なぜか戦勝国の人間として
傍若無人の蛮行に走ったこと。

これは多くの書物によって証明されています。

日本人が著した書物なら
でっちあげと左翼が言うでしょうが
戦勝国の人が著したものも多くありますから
嘘ではありません。

例えば、一昨年?亡くなった邱永漢さん。

南朝鮮から来た人たちが寄って集って
日本人にリンチを加えるのを頻繁に目にし
見ていられなかったと。

そして一説には
あまりの朝鮮人の暴虐ぶりに怒り
立ち上がったのが山口組の草創期である、
というものです。

だから元々は
山口組というのは正義の味方だったわけです。

例えるなら
タイガーマスクとか
仮面ライダーとか
ウルトラマンとかと同じなわけです。

なので
法律上は暴対法でヤクザを縛りつつ
外人マフィアをのさばらせないために
適度の強さを維持させるのが
警察の重要な役目だと思います。

こういう風に書くと
ヤクザに怒られそうですが。

しかし実は私の知人にもヤクザは多く
本心ではヤクザには強くあってほしい
そう願い続けています。

ただし、任侠の精神を持って
堅気には迷惑かけない
そして誇りを持って日々を生きる
そういうカッコいいヤクザの復活を願い、
そういう集団なら心の中で応援します。

過去に暴力団から
ひどい目に遭わされた人からすれば
トンデモナイと思われるでしょうが
ヤクザと暴力団とを分けて考えてほしいと思います。

ヤクザ=暴力団という定義が常識だと言うなら
「ヤクザ」を「任侠の徒」と読み換えてください。

もちろん、暴力で堅気を脅す者を
応援するものではありません。

最後に少し新鮮な驚きは
若き日の柳葉敏郎がチンピラ役で出演している事。
なかなかの演技でした。

2013年6月1日土曜日

南極料理人

この映画の感想を一言で表現するなら
「ほのぼのとした映画」です。

腹抱えるような面白さはないですが
微笑ましくて楽しいストーリーです。

2009年に日本で公開され
ちょっとした話題になったそうですが頷けます。

物語は
海上保安官の調理人が
南極越冬隊の料理人として444日間だったかな?
南極のドーム富士基地へ駐在?転勤になります。

その間の日常をエッセイにしたものが映画化。

まさか南極でロケしたはずもないので、
見終えた後で調べると
北海道の網走だそうで、
そこはしかも原作者の出身地だとか。

広大な雪原?氷原?なので
南極だと言い張られると
信じる人は多いかもです。

男8人だけで1年半も南極に居ると
ある種の狂気に支配される時・人もあるでしょうね。

それでも大きな揉め事にならず
(実際は険悪になったこともあったでしょうが)
映画の中では和気あいあいと描かれてました。

以下は一部フィクションというか脚色された部分かと思いますが・・・・・
たとえば・・・・・

一番若い隊員が、日本にいる彼女に
しばしば1分740円の国際?電話をかけていた。

彼女にかける際には
まずKDDのオペレータにつながり、
そこから希望する電話番号につないでもらうシステムだった。

しかし、やはり遠距離恋愛は難しく、
彼女は他に好きな男ができてしまった。

南極で死んでしまおうと思う彼。

結局は死ねず、毎日は過ぎて行く。

ところで、
KDDのオペレーターの清水さんという女性が
たびたび彼女との電話を繋いでくれる係だった。

彼女にフラレタ後は、
その見たこともない清水さんを思うようになる。

そして、
KDDに電話して清水さんを呼んでもらう。

清水さんは驚き、しかも気持ち悪かったんでしょう、
「失礼します!」と、一言で切ってしまう
・・・・
それでも彼は2度目のトライ。

8人が南極から帰ってきた時、
空港だか港だかに
KDDの清水さんが彼を迎えに来ていた、
しかもかわいい女性だった・・・・・

ちょっと話がうますぎるんですが
全くのフィクションでもないでしょうね、
でも若干脚色したんじゃないかと思いました。

強い刺激はないけど、
微笑ましくほのぼのとした映画でした。

もちろん主人公の料理人にまつわる、
例えば、家族の話なども
見ていて楽しいものでした。