2014年7月25日金曜日

ナビィの恋

1999年作品

特に面白いとか感動するとか
そういうジャンルの物語ではありませんが
なんとなくホッとするというか、
癒し系の暇つぶしに良いストーリーでした。

沖縄の粟国(アグニ)島を舞台にした話しです。

仕事を辞め、
東京からじいちゃんばあちゃんに会いがてら
粟国島へ行った孫娘・奈々子。

その奈々子からの視点で
おばあちゃん(ナビィ)、おじいちゃん、
そして後半にガッツリ登場する
おばあちゃんの昔の恋人「さんら」のドラマです。

「ナビィ」とは沖縄方言で鍋の意味だそうです。
「さんら」とは三郎が訛ったものだとか。

最後はおばあちゃんのナビィは
さんらとボートに乗って駆け落ちしていきます。

ちなみに
おばあちゃんとさんらは80才くらいです!

初めての人で
お互いに忘れられなかったまま年寄りになって
それでもさんらは会いに来て駆け落ちするという
驚きというか凄いというか・・・・・。

おじいちゃんも知っていて
駆け落ちさせたような雰囲気でした。

そこで終わると悲しい話になりますが
奈々子も福之助と結婚して
一緒に粟国島で暮らすことにします。

なのでなんとなくハッピーエンドですが
おじいちゃんが少し可哀想でした。

さんらとおばあちゃんが別れることになった経緯や
おじいちゃんとおばあちゃんが結婚することになった経緯など
背景が何となく切ない話ですが、
奔放な奈々子の性格、
大らかな沖縄の人たちの性格が
悲壮感を消してくれています。

まあ、見てよかったと思います。

なお、沖縄方言が飛び交うので
聴いてても半分くらい理解できませんでした。

字幕のおかげで98%ほど理解できましたが。