この映画の感想を一言で表現するなら
「ほのぼのとした映画」です。
腹抱えるような面白さはないですが
微笑ましくて楽しいストーリーです。
2009年に日本で公開され
ちょっとした話題になったそうですが頷けます。
物語は
海上保安官の調理人が
南極越冬隊の料理人として444日間だったかな?
南極のドーム富士基地へ駐在?転勤になります。
その間の日常をエッセイにしたものが映画化。
まさか南極でロケしたはずもないので、
見終えた後で調べると
北海道の網走だそうで、
そこはしかも原作者の出身地だとか。
広大な雪原?氷原?なので
南極だと言い張られると
信じる人は多いかもです。
男8人だけで1年半も南極に居ると
ある種の狂気に支配される時・人もあるでしょうね。
それでも大きな揉め事にならず
(実際は険悪になったこともあったでしょうが)
映画の中では和気あいあいと描かれてました。
以下は一部フィクションというか脚色された部分かと思いますが・・・・・
たとえば・・・・・
一番若い隊員が、日本にいる彼女に
しばしば1分740円の国際?電話をかけていた。
彼女にかける際には
まずKDDのオペレータにつながり、
そこから希望する電話番号につないでもらうシステムだった。
しかし、やはり遠距離恋愛は難しく、
彼女は他に好きな男ができてしまった。
南極で死んでしまおうと思う彼。
結局は死ねず、毎日は過ぎて行く。
ところで、
KDDのオペレーターの清水さんという女性が
たびたび彼女との電話を繋いでくれる係だった。
彼女にフラレタ後は、
その見たこともない清水さんを思うようになる。
そして、
KDDに電話して清水さんを呼んでもらう。
清水さんは驚き、しかも気持ち悪かったんでしょう、
「失礼します!」と、一言で切ってしまう
・・・・
それでも彼は2度目のトライ。
8人が南極から帰ってきた時、
空港だか港だかに
KDDの清水さんが彼を迎えに来ていた、
しかもかわいい女性だった・・・・・
ちょっと話がうますぎるんですが
全くのフィクションでもないでしょうね、
でも若干脚色したんじゃないかと思いました。
強い刺激はないけど、
微笑ましくほのぼのとした映画でした。
もちろん主人公の料理人にまつわる、
例えば、家族の話なども
見ていて楽しいものでした。
2013年4月21日日曜日
007 SKYFALL (007 スカイフォール)
DVDを買って鑑賞しました。
007シリーズ好きなのです。
冒頭から派手なアクション連発で楽しめます。
トランスポーターのシリーズのような
200%ありえないアクションシーンとは違い
007のアクションは「超凄腕スパイならあり得る?」
ってレベルのアクションなので面白いです。
007シリーズとトランスポーターシリーズの
格の違いというと変ですが、そういう何かを感じました。
ストーリー展開は既に
各種ウェブサイトやブログ等で明らかにされてますから
ここでは触れませんが・・・・
冒頭から断続的にアクションシーン連発ですが
流石にそのインパクトが144分間は続かないので
ちょっと中だるみすることと
(長めの作品なので仕方ない面もあるでしょうが)、
船で廃墟の島に連れて行かれるときの
舟が島に近づいていくのを空から写したシーンが
特撮というかCG合成丸出しなのが残念でした。
007シリーズは世界中のファンが楽しみにしているので
細部にもこだわって欲しいところです。
もちろん、それでも楽しめる作品ですから
映画館で見てない人はぜひDVDで観ましょう。
前にも書いたかもしれませんが
ダニエル・クレイグになってからは
エンディングでボンドガールと乳繰り合わないようです。
だから、ニヤッと終わるパターンではなく
何となく日本人の感性にも合うというか
クールな作品になっていますね。
007シリーズ好きなのです。
冒頭から派手なアクション連発で楽しめます。
トランスポーターのシリーズのような
200%ありえないアクションシーンとは違い
007のアクションは「超凄腕スパイならあり得る?」
ってレベルのアクションなので面白いです。
007シリーズとトランスポーターシリーズの
格の違いというと変ですが、そういう何かを感じました。
ストーリー展開は既に
各種ウェブサイトやブログ等で明らかにされてますから
ここでは触れませんが・・・・
冒頭から断続的にアクションシーン連発ですが
流石にそのインパクトが144分間は続かないので
ちょっと中だるみすることと
(長めの作品なので仕方ない面もあるでしょうが)、
船で廃墟の島に連れて行かれるときの
舟が島に近づいていくのを空から写したシーンが
特撮というかCG合成丸出しなのが残念でした。
007シリーズは世界中のファンが楽しみにしているので
細部にもこだわって欲しいところです。
もちろん、それでも楽しめる作品ですから
映画館で見てない人はぜひDVDで観ましょう。
前にも書いたかもしれませんが
ダニエル・クレイグになってからは
エンディングでボンドガールと乳繰り合わないようです。
だから、ニヤッと終わるパターンではなく
何となく日本人の感性にも合うというか
クールな作品になっていますね。
2013年4月20日土曜日
プラトーン
映画プラトーンは1986年の話題作です。
レンタルDVDで見ました。
今まで2回見たはずですが、詳細が思い出せない。
疲れが溜っている時によくやる
”見ながら眠ってしまう”パターンかと。
チャーリー・シーンの横顔や
エライアス・グロージョンが倒れるシーンなどは
はっきり覚えてたんですが。
今回は目が冴えた状態で鑑賞しましたが
話題だったほどの衝撃が感じられない。
一般のアメリカ人にとって
アメリカがやる戦争は全て正義の戦い、
アメリカは世界の警察と信じているので
戦争未経験者は何も知らないんでしょう。
だから
仲間割れした事を根に持って
ジャングルで味方を撃ち殺したり、
前線では麻薬が手放せない状態だったり、
民間人の小さな村を焼き打ちにしたり、
その村のベトナム人を殴る蹴るの挙句、殺したり、
村を焼いた後、ベトナム人を連行する最中、
3~4人がかりで少女に暴行しようとしたり、
そんな事が次々に同胞の手で行われる
それが衝撃的だったんでしょう。
それでもアメリカ映画ですから
アメリカがベトナムの民間人に対して
やった非道な行いはあっさりと描き、
仲間割れや味方を殺す事件が頻発する点に
悲惨さが集中するように描写されてます。
正直、日本人にとっては
くだらない映画という以外の何物でもない映画です。
当時としては
戦闘シーンに迫力があったのかもしれません。
それも話題になった一因かもですが、
現代では物足りない。
ターミネーターやランボーなどの
迫力ある映画はあったはずですから。
監督がベトナム戦争を経験していて
実体験に基づくストーリーというのが
大した作品でもないのに話題になった一因でもありましょう。
なお、最初だったか最後に流れるキャストを見ていて
ジョニー・デップの名前がクレジットされていたので
「エッ?!」と思ったのが一番の衝撃、
という程度の作品でした。
レンタルDVDで見ました。
今まで2回見たはずですが、詳細が思い出せない。
疲れが溜っている時によくやる
”見ながら眠ってしまう”パターンかと。
チャーリー・シーンの横顔や
エライアス・グロージョンが倒れるシーンなどは
はっきり覚えてたんですが。
今回は目が冴えた状態で鑑賞しましたが
話題だったほどの衝撃が感じられない。
一般のアメリカ人にとって
アメリカがやる戦争は全て正義の戦い、
アメリカは世界の警察と信じているので
戦争未経験者は何も知らないんでしょう。
だから
仲間割れした事を根に持って
ジャングルで味方を撃ち殺したり、
前線では麻薬が手放せない状態だったり、
民間人の小さな村を焼き打ちにしたり、
その村のベトナム人を殴る蹴るの挙句、殺したり、
村を焼いた後、ベトナム人を連行する最中、
3~4人がかりで少女に暴行しようとしたり、
そんな事が次々に同胞の手で行われる
それが衝撃的だったんでしょう。
それでもアメリカ映画ですから
アメリカがベトナムの民間人に対して
やった非道な行いはあっさりと描き、
仲間割れや味方を殺す事件が頻発する点に
悲惨さが集中するように描写されてます。
正直、日本人にとっては
くだらない映画という以外の何物でもない映画です。
当時としては
戦闘シーンに迫力があったのかもしれません。
それも話題になった一因かもですが、
現代では物足りない。
ターミネーターやランボーなどの
迫力ある映画はあったはずですから。
監督がベトナム戦争を経験していて
実体験に基づくストーリーというのが
大した作品でもないのに話題になった一因でもありましょう。
なお、最初だったか最後に流れるキャストを見ていて
ジョニー・デップの名前がクレジットされていたので
「エッ?!」と思ったのが一番の衝撃、
という程度の作品でした。
2013年3月9日土曜日
どんぐりの家
同名の漫画が原作で、
社会的に大きな反響を呼んだ作品です。
こういう漫画もあるので、
漫画をバカにする人を私はバカにしています。
劇場入り口に映画のポスターが貼ってあったので
念の為に撮影しておきました。これです。
内容は、聴覚障害の圭子という子供が、
生まれてから中学校に上がるまでが背景です。
「背景」というのは、本当の内容は、
その障害児たちの悩み苦しみでなく、
障害児の家族の悩み苦しみを描いているからです。
専用施設に入ってからは、
同じ重複障害者とその家族たちも交えて
成長していく姿を描いています。
冒頭から数分間のシーンを見ていると
果たしてこの子供はどうなるんだろうか、
と何とも言えない気持ちになりました。
が、エンディングでは
ハッピーエンドとは言えないまでも
明るい希望を持って生きて行くんだな、
という結末になっています。
私のいとこにも一人、
先天的な知的障害者がいました。
年が近いこともあって私が子供の頃から
そういう人たちを見て来たので
あまり深刻な気分になったことはありませんでした。
(彼女は約5年前に亡くなりました)
大人になってからも
(こういう事を思うのは良くないかもしれませんが)
自分は健常者でよかったな、ありがたい事だ、とか、
自分の子供が障害者だったら・・・どうなるんだろう?
といった程度の気持ちとか認識しかありませんでした。
映画をみていると、やはりというか、
親は心身ともに疲れ果てるのがわかりますね。
さて、内容に戻りますと、
障害児を持つ親たちにターニングポイントが訪れる出来事が。
圭子ちゃんの友達で、
同じく障害児キヨシ君という男の子がいます。
キヨシの障害のせいで
父親が営む家業のパン屋も雲行きが怪しくなったり、
キヨシの姉も学校でいじめられ、
そのため毎朝、吐き気を催すようになり
とうとう登校拒否になってしまいます。
この場面を見て考えさせられました。
ろう学校の先生は、障害者の立場で考えるので
障害者専用施設に送り込むのを反対します。
「キヨシ君の仕草一つ一つが何かを母に訴えている」
「キヨシ君は今、家族を必要としている」
と。
しかし、
姉がキヨシのせいで虐められ、それが原因で
登校拒否になると言う事は、精神病の一歩手前。
おしっこ掛けられた石を触って喜ぶキヨシが家にいる、
即ち、その家で作ったパンは不衛生に違いない、
という風説、
そしてそれはパン屋の破綻につながる恐れがある。
キヨシ一人を思うあまり、
「他の家族を犠牲にする」
という一言で片付けられないほどの苦しみが
キヨシの家族全員にふりかかるのです。
ここで私は、多数決というと変ですが
公共の福祉のため=多数のためには
少数者の利益を損なう事になってもやむを得ない、
という民主主義の原則が思い浮かびました。
最後まで見ると、
キヨシを家で育ててよかったような結末になっていますが
家族、特に姉は本当に辛かっただろうと察します。
いったん母はキヨシを専用施設に入れようと決心しますが、
その時通っていたろう学校の先生から反対されてしまいます。
途方に暮れながらキヨシと家に帰る途中、
電車に飛び込み自殺をしようか、と母親が一瞬思います。
しかし、死のうかと思った瞬間、
キヨシがなぜ石を並べているのか?
ハッとそれが母にわかります。
そして施設に入れず、
家族全員一緒に強く生きていこうという気になったのでした。
(キヨシが石を並べる理由については、漫画か映画を見てください)
さて、その後もいろいろと紆余曲折あって、
障害者だけが働く施設「どんぐりの家」が完成し、
入所希望者もドンドン増え、更に大きくなります。
見逃せないのは、
そういう施設は国や自治体は造らない、
と当時は明言していたらしい事です。
そのため、
障害者の家族が各方面に協力をお願いして回り、
そして、協力してくれる人たちがいて
最初は古家を借りた「どんぐりの家」から始まります。
更に土地を持っている篤志家が土地を寄付し、
2億円もの募金が集まり、
最後は立派なRC造の建物になります。
寄付できるだけの心の余裕ある人は寄付し、
障害者の家族も政府に甘えるのではなく頑張る、
その姿に心を打たれます。
私も日本で教育を受け、
日本のシステムの中で育ち、
今まで私は
日本人としての恩恵は十分受けてきました。
だから日本国に対して
その恩返しをしなければなりません。
恩返しの方法としては、
毎年安くない税金を払っているので、
これ以上、国に何かするのでなく・・・
近いうちに、この映画のような
不運だけど、それに負けず頑張る人たち
を応援するような何かができたらと思いました。
単純に寄付でもいいし、
協力することで自分も「気持ちがいいな」と思える何か、
をしようと思います。
DVDは販売されてないようなので
ぜひ原作の漫画を読んでみてください。
涙腺の弱い人なら泣けます。
私は涙が出そうになったけど
グッとこらえましたが。
社会的に大きな反響を呼んだ作品です。
こういう漫画もあるので、
漫画をバカにする人を私はバカにしています。
劇場入り口に映画のポスターが貼ってあったので
念の為に撮影しておきました。これです。
内容は、聴覚障害の圭子という子供が、
生まれてから中学校に上がるまでが背景です。
「背景」というのは、本当の内容は、
その障害児たちの悩み苦しみでなく、
障害児の家族の悩み苦しみを描いているからです。
専用施設に入ってからは、
同じ重複障害者とその家族たちも交えて
成長していく姿を描いています。
冒頭から数分間のシーンを見ていると
果たしてこの子供はどうなるんだろうか、
と何とも言えない気持ちになりました。
が、エンディングでは
ハッピーエンドとは言えないまでも
明るい希望を持って生きて行くんだな、
という結末になっています。
私のいとこにも一人、
先天的な知的障害者がいました。
年が近いこともあって私が子供の頃から
そういう人たちを見て来たので
あまり深刻な気分になったことはありませんでした。
(彼女は約5年前に亡くなりました)
大人になってからも
(こういう事を思うのは良くないかもしれませんが)
自分は健常者でよかったな、ありがたい事だ、とか、
自分の子供が障害者だったら・・・どうなるんだろう?
といった程度の気持ちとか認識しかありませんでした。
映画をみていると、やはりというか、
親は心身ともに疲れ果てるのがわかりますね。
さて、内容に戻りますと、
障害児を持つ親たちにターニングポイントが訪れる出来事が。
圭子ちゃんの友達で、
同じく障害児キヨシ君という男の子がいます。
キヨシの障害のせいで
父親が営む家業のパン屋も雲行きが怪しくなったり、
キヨシの姉も学校でいじめられ、
そのため毎朝、吐き気を催すようになり
とうとう登校拒否になってしまいます。
この場面を見て考えさせられました。
ろう学校の先生は、障害者の立場で考えるので
障害者専用施設に送り込むのを反対します。
「キヨシ君の仕草一つ一つが何かを母に訴えている」
「キヨシ君は今、家族を必要としている」
と。
しかし、
姉がキヨシのせいで虐められ、それが原因で
登校拒否になると言う事は、精神病の一歩手前。
おしっこ掛けられた石を触って喜ぶキヨシが家にいる、
即ち、その家で作ったパンは不衛生に違いない、
という風説、
そしてそれはパン屋の破綻につながる恐れがある。
キヨシ一人を思うあまり、
「他の家族を犠牲にする」
という一言で片付けられないほどの苦しみが
キヨシの家族全員にふりかかるのです。
ここで私は、多数決というと変ですが
公共の福祉のため=多数のためには
少数者の利益を損なう事になってもやむを得ない、
という民主主義の原則が思い浮かびました。
最後まで見ると、
キヨシを家で育ててよかったような結末になっていますが
家族、特に姉は本当に辛かっただろうと察します。
いったん母はキヨシを専用施設に入れようと決心しますが、
その時通っていたろう学校の先生から反対されてしまいます。
途方に暮れながらキヨシと家に帰る途中、
電車に飛び込み自殺をしようか、と母親が一瞬思います。
しかし、死のうかと思った瞬間、
キヨシがなぜ石を並べているのか?
ハッとそれが母にわかります。
そして施設に入れず、
家族全員一緒に強く生きていこうという気になったのでした。
(キヨシが石を並べる理由については、漫画か映画を見てください)
さて、その後もいろいろと紆余曲折あって、
障害者だけが働く施設「どんぐりの家」が完成し、
入所希望者もドンドン増え、更に大きくなります。
見逃せないのは、
そういう施設は国や自治体は造らない、
と当時は明言していたらしい事です。
そのため、
障害者の家族が各方面に協力をお願いして回り、
そして、協力してくれる人たちがいて
最初は古家を借りた「どんぐりの家」から始まります。
更に土地を持っている篤志家が土地を寄付し、
2億円もの募金が集まり、
最後は立派なRC造の建物になります。
寄付できるだけの心の余裕ある人は寄付し、
障害者の家族も政府に甘えるのではなく頑張る、
その姿に心を打たれます。
私も日本で教育を受け、
日本のシステムの中で育ち、
今まで私は
日本人としての恩恵は十分受けてきました。
だから日本国に対して
その恩返しをしなければなりません。
恩返しの方法としては、
毎年安くない税金を払っているので、
これ以上、国に何かするのでなく・・・
近いうちに、この映画のような
不運だけど、それに負けず頑張る人たち
を応援するような何かができたらと思いました。
単純に寄付でもいいし、
協力することで自分も「気持ちがいいな」と思える何か、
をしようと思います。
DVDは販売されてないようなので
ぜひ原作の漫画を読んでみてください。
涙腺の弱い人なら泣けます。
私は涙が出そうになったけど
グッとこらえましたが。
2013年2月9日土曜日
不連続の日本経済 若林栄四
為替予想の大家 若林栄四さんの最新刊。
何だかパッとしないタイトルですが、
著者を知っている人なら
本の題名など気にせず買うでしょうから
問題はないですよね。
著者を知らない人のために
まずは簡単にどんな人か紹介してみましょう。
昔、1995年の$=80円を的中させ、
今回は2009年頃だったかに、
「2012年2月に$=74円50銭で円高は終わり」
と予言した人です。
今回、結果的には74円台はつけませんでしたし、
ドル円の最安値は2011年10月の75円53銭でしたが
2012年1月末~2月の76円03銭から
相場は転換して急上昇していきました。
3月にいったん天井を打って
また低迷状態に入りましたが
9月末から急上昇して現在に至ります。
昨日終値は92円70銭なので
76円から計算すると16円70銭ほどの上昇、
率にして約22%の上昇率です。
振り返ってみれば、
やはり2012年2月が”転機”になった
というのは外れてはいない、と言えます。
3~4年前の110円台の頃に予想したのですから
1円は誤差の範囲と言えます。
著者の凄いところは、
「何年何月に何円」と、
日柄と値段の両方を予言することで、
これは他のアナリストにはできないことです。
神様ではないので
予想はたびたび外れますが
精度の凄さは世界一と言えるでしょう。
ところで、
「相場で儲けるには予想を的中させる必要などない」
という人もいます。
その意味は
「動いた方についていくだけだから」
(だから予想する必要がない)
とか、
株なら
「ファンダメンタルズの良い銘柄は上がるものだから」
などという理由でしょう。
が、予想が的中するなら、
その方が儲かるに決まってます。
相場の悪さに引っ張られて
好業績の株が上がらないのはよくあることで
良い銘柄だから上がるはず、だけでは
いつまで経っても儲けが出なかったりします。
伝説のファンドマネジャー
ピーターリンチ氏でさえ、
ポートフォリオの40%は失敗するそうです。
逆に銘柄選択はまずくても
買うタイミングがよければ儲かるのも相場です。
つまり日柄を予想できれば
大儲けできるのは間違いないところです。
また、為替はファンダメンタルズなど
ほとんど関係ない世界なので
長期のポジションを持つなら
予想を的中させないと儲からないでしょう。
チャートを見て短期取引に徹するなら
予想など必要ないかもしれませんが。
さて今回の新刊では予想項目は少なく、
一般投資家には却って良いでしょう。
ドル円、ユーロドル、ユーロ円、
米国株、日本株、日本国債、金
以上の見通しを述べています。
国債先物をやる人は少ないでしょうが
債券取引=金利取引ですから
一般人にも参考になると思います。
また、相場予想だけでなく、
相場の見方・読み方、
相場に対する際の態度や考え方など
重要なことを素人に教えてくれるのも著者の特徴です。
毎年利益を上げる個人投資家でも
納得する内容が多いと思います。
近年の作品では
生い立ちや東京銀行に入社してからの経歴を
面白おかしく書いており
ページ数を稼ぐためかもしれませんが
読み物としても面白くなっています。
この新刊に限らず、
相場をやる人、特にFX取引をやる人は
著者の代表作だけでも読む事をお奨めします。
なお、著者の予想手法はテクニカルですが、
近年、その使い方を少しづつ著作で披露し始めてます。
正直、本で少し齧った程度では
あの手法を使いこなすのは無理でしょうけども。
これは穿った見方としては、
「2013年以降、相場も経済もよくなって
自分の予想も予言も必要とされなくなるかも。
ならば秘法を公表してもいいだろう」
と考えたのか、
それとも
「編み出した手法を使える弟子を育てたい、
そのために広く一般人から候補者を発掘したい」
とか考えたのだろうか、などと下衆な勘ぐりをしてみましたw
なお、1か所だけ誤植を見つけました。(174ページ)
相場の本では数字の誤植は致命的ですが
今回見つけた誤植部分はグラフの目盛の数字で
誰が見ても何の間違いかがわかるので問題ないです。
ただし、誤植があったということ自体が
他の部分でも誤植があるかも、
という疑念を抱かせるので出版社には
細心の注意を持って出版してもらいたいものです。
何だかパッとしないタイトルですが、
著者を知っている人なら
本の題名など気にせず買うでしょうから
問題はないですよね。
著者を知らない人のために
まずは簡単にどんな人か紹介してみましょう。
昔、1995年の$=80円を的中させ、
今回は2009年頃だったかに、
「2012年2月に$=74円50銭で円高は終わり」
と予言した人です。
今回、結果的には74円台はつけませんでしたし、
ドル円の最安値は2011年10月の75円53銭でしたが
2012年1月末~2月の76円03銭から
相場は転換して急上昇していきました。
3月にいったん天井を打って
また低迷状態に入りましたが
9月末から急上昇して現在に至ります。
昨日終値は92円70銭なので
76円から計算すると16円70銭ほどの上昇、
率にして約22%の上昇率です。
振り返ってみれば、
やはり2012年2月が”転機”になった
というのは外れてはいない、と言えます。
3~4年前の110円台の頃に予想したのですから
1円は誤差の範囲と言えます。
著者の凄いところは、
「何年何月に何円」と、
日柄と値段の両方を予言することで、
これは他のアナリストにはできないことです。
神様ではないので
予想はたびたび外れますが
精度の凄さは世界一と言えるでしょう。
ところで、
「相場で儲けるには予想を的中させる必要などない」
という人もいます。
その意味は
「動いた方についていくだけだから」
(だから予想する必要がない)
とか、
株なら
「ファンダメンタルズの良い銘柄は上がるものだから」
などという理由でしょう。
が、予想が的中するなら、
その方が儲かるに決まってます。
相場の悪さに引っ張られて
好業績の株が上がらないのはよくあることで
良い銘柄だから上がるはず、だけでは
いつまで経っても儲けが出なかったりします。
伝説のファンドマネジャー
ピーターリンチ氏でさえ、
ポートフォリオの40%は失敗するそうです。
逆に銘柄選択はまずくても
買うタイミングがよければ儲かるのも相場です。
つまり日柄を予想できれば
大儲けできるのは間違いないところです。
また、為替はファンダメンタルズなど
ほとんど関係ない世界なので
長期のポジションを持つなら
予想を的中させないと儲からないでしょう。
チャートを見て短期取引に徹するなら
予想など必要ないかもしれませんが。
さて今回の新刊では予想項目は少なく、
一般投資家には却って良いでしょう。
ドル円、ユーロドル、ユーロ円、
米国株、日本株、日本国債、金
以上の見通しを述べています。
国債先物をやる人は少ないでしょうが
債券取引=金利取引ですから
一般人にも参考になると思います。
また、相場予想だけでなく、
相場の見方・読み方、
相場に対する際の態度や考え方など
重要なことを素人に教えてくれるのも著者の特徴です。
毎年利益を上げる個人投資家でも
納得する内容が多いと思います。
近年の作品では
生い立ちや東京銀行に入社してからの経歴を
面白おかしく書いており
ページ数を稼ぐためかもしれませんが
読み物としても面白くなっています。
この新刊に限らず、
相場をやる人、特にFX取引をやる人は
著者の代表作だけでも読む事をお奨めします。
なお、著者の予想手法はテクニカルですが、
近年、その使い方を少しづつ著作で披露し始めてます。
正直、本で少し齧った程度では
あの手法を使いこなすのは無理でしょうけども。
これは穿った見方としては、
「2013年以降、相場も経済もよくなって
自分の予想も予言も必要とされなくなるかも。
ならば秘法を公表してもいいだろう」
と考えたのか、
それとも
「編み出した手法を使える弟子を育てたい、
そのために広く一般人から候補者を発掘したい」
とか考えたのだろうか、などと下衆な勘ぐりをしてみましたw
なお、1か所だけ誤植を見つけました。(174ページ)
相場の本では数字の誤植は致命的ですが
今回見つけた誤植部分はグラフの目盛の数字で
誰が見ても何の間違いかがわかるので問題ないです。
ただし、誤植があったということ自体が
他の部分でも誤植があるかも、
という疑念を抱かせるので出版社には
細心の注意を持って出版してもらいたいものです。
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