DVDを買って鑑賞しました。
007シリーズ好きなのです。
冒頭から派手なアクション連発で楽しめます。
トランスポーターのシリーズのような
200%ありえないアクションシーンとは違い
007のアクションは「超凄腕スパイならあり得る?」
ってレベルのアクションなので面白いです。
007シリーズとトランスポーターシリーズの
格の違いというと変ですが、そういう何かを感じました。
ストーリー展開は既に
各種ウェブサイトやブログ等で明らかにされてますから
ここでは触れませんが・・・・
冒頭から断続的にアクションシーン連発ですが
流石にそのインパクトが144分間は続かないので
ちょっと中だるみすることと
(長めの作品なので仕方ない面もあるでしょうが)、
船で廃墟の島に連れて行かれるときの
舟が島に近づいていくのを空から写したシーンが
特撮というかCG合成丸出しなのが残念でした。
007シリーズは世界中のファンが楽しみにしているので
細部にもこだわって欲しいところです。
もちろん、それでも楽しめる作品ですから
映画館で見てない人はぜひDVDで観ましょう。
前にも書いたかもしれませんが
ダニエル・クレイグになってからは
エンディングでボンドガールと乳繰り合わないようです。
だから、ニヤッと終わるパターンではなく
何となく日本人の感性にも合うというか
クールな作品になっていますね。
2013年4月21日日曜日
2013年4月20日土曜日
プラトーン
映画プラトーンは1986年の話題作です。
レンタルDVDで見ました。
今まで2回見たはずですが、詳細が思い出せない。
疲れが溜っている時によくやる
”見ながら眠ってしまう”パターンかと。
チャーリー・シーンの横顔や
エライアス・グロージョンが倒れるシーンなどは
はっきり覚えてたんですが。
今回は目が冴えた状態で鑑賞しましたが
話題だったほどの衝撃が感じられない。
一般のアメリカ人にとって
アメリカがやる戦争は全て正義の戦い、
アメリカは世界の警察と信じているので
戦争未経験者は何も知らないんでしょう。
だから
仲間割れした事を根に持って
ジャングルで味方を撃ち殺したり、
前線では麻薬が手放せない状態だったり、
民間人の小さな村を焼き打ちにしたり、
その村のベトナム人を殴る蹴るの挙句、殺したり、
村を焼いた後、ベトナム人を連行する最中、
3~4人がかりで少女に暴行しようとしたり、
そんな事が次々に同胞の手で行われる
それが衝撃的だったんでしょう。
それでもアメリカ映画ですから
アメリカがベトナムの民間人に対して
やった非道な行いはあっさりと描き、
仲間割れや味方を殺す事件が頻発する点に
悲惨さが集中するように描写されてます。
正直、日本人にとっては
くだらない映画という以外の何物でもない映画です。
当時としては
戦闘シーンに迫力があったのかもしれません。
それも話題になった一因かもですが、
現代では物足りない。
ターミネーターやランボーなどの
迫力ある映画はあったはずですから。
監督がベトナム戦争を経験していて
実体験に基づくストーリーというのが
大した作品でもないのに話題になった一因でもありましょう。
なお、最初だったか最後に流れるキャストを見ていて
ジョニー・デップの名前がクレジットされていたので
「エッ?!」と思ったのが一番の衝撃、
という程度の作品でした。
レンタルDVDで見ました。
今まで2回見たはずですが、詳細が思い出せない。
疲れが溜っている時によくやる
”見ながら眠ってしまう”パターンかと。
チャーリー・シーンの横顔や
エライアス・グロージョンが倒れるシーンなどは
はっきり覚えてたんですが。
今回は目が冴えた状態で鑑賞しましたが
話題だったほどの衝撃が感じられない。
一般のアメリカ人にとって
アメリカがやる戦争は全て正義の戦い、
アメリカは世界の警察と信じているので
戦争未経験者は何も知らないんでしょう。
だから
仲間割れした事を根に持って
ジャングルで味方を撃ち殺したり、
前線では麻薬が手放せない状態だったり、
民間人の小さな村を焼き打ちにしたり、
その村のベトナム人を殴る蹴るの挙句、殺したり、
村を焼いた後、ベトナム人を連行する最中、
3~4人がかりで少女に暴行しようとしたり、
そんな事が次々に同胞の手で行われる
それが衝撃的だったんでしょう。
それでもアメリカ映画ですから
アメリカがベトナムの民間人に対して
やった非道な行いはあっさりと描き、
仲間割れや味方を殺す事件が頻発する点に
悲惨さが集中するように描写されてます。
正直、日本人にとっては
くだらない映画という以外の何物でもない映画です。
当時としては
戦闘シーンに迫力があったのかもしれません。
それも話題になった一因かもですが、
現代では物足りない。
ターミネーターやランボーなどの
迫力ある映画はあったはずですから。
監督がベトナム戦争を経験していて
実体験に基づくストーリーというのが
大した作品でもないのに話題になった一因でもありましょう。
なお、最初だったか最後に流れるキャストを見ていて
ジョニー・デップの名前がクレジットされていたので
「エッ?!」と思ったのが一番の衝撃、
という程度の作品でした。
2013年3月9日土曜日
どんぐりの家
同名の漫画が原作で、
社会的に大きな反響を呼んだ作品です。
こういう漫画もあるので、
漫画をバカにする人を私はバカにしています。
劇場入り口に映画のポスターが貼ってあったので
念の為に撮影しておきました。これです。
内容は、聴覚障害の圭子という子供が、
生まれてから中学校に上がるまでが背景です。
「背景」というのは、本当の内容は、
その障害児たちの悩み苦しみでなく、
障害児の家族の悩み苦しみを描いているからです。
専用施設に入ってからは、
同じ重複障害者とその家族たちも交えて
成長していく姿を描いています。
冒頭から数分間のシーンを見ていると
果たしてこの子供はどうなるんだろうか、
と何とも言えない気持ちになりました。
が、エンディングでは
ハッピーエンドとは言えないまでも
明るい希望を持って生きて行くんだな、
という結末になっています。
私のいとこにも一人、
先天的な知的障害者がいました。
年が近いこともあって私が子供の頃から
そういう人たちを見て来たので
あまり深刻な気分になったことはありませんでした。
(彼女は約5年前に亡くなりました)
大人になってからも
(こういう事を思うのは良くないかもしれませんが)
自分は健常者でよかったな、ありがたい事だ、とか、
自分の子供が障害者だったら・・・どうなるんだろう?
といった程度の気持ちとか認識しかありませんでした。
映画をみていると、やはりというか、
親は心身ともに疲れ果てるのがわかりますね。
さて、内容に戻りますと、
障害児を持つ親たちにターニングポイントが訪れる出来事が。
圭子ちゃんの友達で、
同じく障害児キヨシ君という男の子がいます。
キヨシの障害のせいで
父親が営む家業のパン屋も雲行きが怪しくなったり、
キヨシの姉も学校でいじめられ、
そのため毎朝、吐き気を催すようになり
とうとう登校拒否になってしまいます。
この場面を見て考えさせられました。
ろう学校の先生は、障害者の立場で考えるので
障害者専用施設に送り込むのを反対します。
「キヨシ君の仕草一つ一つが何かを母に訴えている」
「キヨシ君は今、家族を必要としている」
と。
しかし、
姉がキヨシのせいで虐められ、それが原因で
登校拒否になると言う事は、精神病の一歩手前。
おしっこ掛けられた石を触って喜ぶキヨシが家にいる、
即ち、その家で作ったパンは不衛生に違いない、
という風説、
そしてそれはパン屋の破綻につながる恐れがある。
キヨシ一人を思うあまり、
「他の家族を犠牲にする」
という一言で片付けられないほどの苦しみが
キヨシの家族全員にふりかかるのです。
ここで私は、多数決というと変ですが
公共の福祉のため=多数のためには
少数者の利益を損なう事になってもやむを得ない、
という民主主義の原則が思い浮かびました。
最後まで見ると、
キヨシを家で育ててよかったような結末になっていますが
家族、特に姉は本当に辛かっただろうと察します。
いったん母はキヨシを専用施設に入れようと決心しますが、
その時通っていたろう学校の先生から反対されてしまいます。
途方に暮れながらキヨシと家に帰る途中、
電車に飛び込み自殺をしようか、と母親が一瞬思います。
しかし、死のうかと思った瞬間、
キヨシがなぜ石を並べているのか?
ハッとそれが母にわかります。
そして施設に入れず、
家族全員一緒に強く生きていこうという気になったのでした。
(キヨシが石を並べる理由については、漫画か映画を見てください)
さて、その後もいろいろと紆余曲折あって、
障害者だけが働く施設「どんぐりの家」が完成し、
入所希望者もドンドン増え、更に大きくなります。
見逃せないのは、
そういう施設は国や自治体は造らない、
と当時は明言していたらしい事です。
そのため、
障害者の家族が各方面に協力をお願いして回り、
そして、協力してくれる人たちがいて
最初は古家を借りた「どんぐりの家」から始まります。
更に土地を持っている篤志家が土地を寄付し、
2億円もの募金が集まり、
最後は立派なRC造の建物になります。
寄付できるだけの心の余裕ある人は寄付し、
障害者の家族も政府に甘えるのではなく頑張る、
その姿に心を打たれます。
私も日本で教育を受け、
日本のシステムの中で育ち、
今まで私は
日本人としての恩恵は十分受けてきました。
だから日本国に対して
その恩返しをしなければなりません。
恩返しの方法としては、
毎年安くない税金を払っているので、
これ以上、国に何かするのでなく・・・
近いうちに、この映画のような
不運だけど、それに負けず頑張る人たち
を応援するような何かができたらと思いました。
単純に寄付でもいいし、
協力することで自分も「気持ちがいいな」と思える何か、
をしようと思います。
DVDは販売されてないようなので
ぜひ原作の漫画を読んでみてください。
涙腺の弱い人なら泣けます。
私は涙が出そうになったけど
グッとこらえましたが。
社会的に大きな反響を呼んだ作品です。
こういう漫画もあるので、
漫画をバカにする人を私はバカにしています。
劇場入り口に映画のポスターが貼ってあったので
念の為に撮影しておきました。これです。
内容は、聴覚障害の圭子という子供が、
生まれてから中学校に上がるまでが背景です。
「背景」というのは、本当の内容は、
その障害児たちの悩み苦しみでなく、
障害児の家族の悩み苦しみを描いているからです。
専用施設に入ってからは、
同じ重複障害者とその家族たちも交えて
成長していく姿を描いています。
冒頭から数分間のシーンを見ていると
果たしてこの子供はどうなるんだろうか、
と何とも言えない気持ちになりました。
が、エンディングでは
ハッピーエンドとは言えないまでも
明るい希望を持って生きて行くんだな、
という結末になっています。
私のいとこにも一人、
先天的な知的障害者がいました。
年が近いこともあって私が子供の頃から
そういう人たちを見て来たので
あまり深刻な気分になったことはありませんでした。
(彼女は約5年前に亡くなりました)
大人になってからも
(こういう事を思うのは良くないかもしれませんが)
自分は健常者でよかったな、ありがたい事だ、とか、
自分の子供が障害者だったら・・・どうなるんだろう?
といった程度の気持ちとか認識しかありませんでした。
映画をみていると、やはりというか、
親は心身ともに疲れ果てるのがわかりますね。
さて、内容に戻りますと、
障害児を持つ親たちにターニングポイントが訪れる出来事が。
圭子ちゃんの友達で、
同じく障害児キヨシ君という男の子がいます。
キヨシの障害のせいで
父親が営む家業のパン屋も雲行きが怪しくなったり、
キヨシの姉も学校でいじめられ、
そのため毎朝、吐き気を催すようになり
とうとう登校拒否になってしまいます。
この場面を見て考えさせられました。
ろう学校の先生は、障害者の立場で考えるので
障害者専用施設に送り込むのを反対します。
「キヨシ君の仕草一つ一つが何かを母に訴えている」
「キヨシ君は今、家族を必要としている」
と。
しかし、
姉がキヨシのせいで虐められ、それが原因で
登校拒否になると言う事は、精神病の一歩手前。
おしっこ掛けられた石を触って喜ぶキヨシが家にいる、
即ち、その家で作ったパンは不衛生に違いない、
という風説、
そしてそれはパン屋の破綻につながる恐れがある。
キヨシ一人を思うあまり、
「他の家族を犠牲にする」
という一言で片付けられないほどの苦しみが
キヨシの家族全員にふりかかるのです。
ここで私は、多数決というと変ですが
公共の福祉のため=多数のためには
少数者の利益を損なう事になってもやむを得ない、
という民主主義の原則が思い浮かびました。
最後まで見ると、
キヨシを家で育ててよかったような結末になっていますが
家族、特に姉は本当に辛かっただろうと察します。
いったん母はキヨシを専用施設に入れようと決心しますが、
その時通っていたろう学校の先生から反対されてしまいます。
途方に暮れながらキヨシと家に帰る途中、
電車に飛び込み自殺をしようか、と母親が一瞬思います。
しかし、死のうかと思った瞬間、
キヨシがなぜ石を並べているのか?
ハッとそれが母にわかります。
そして施設に入れず、
家族全員一緒に強く生きていこうという気になったのでした。
(キヨシが石を並べる理由については、漫画か映画を見てください)
さて、その後もいろいろと紆余曲折あって、
障害者だけが働く施設「どんぐりの家」が完成し、
入所希望者もドンドン増え、更に大きくなります。
見逃せないのは、
そういう施設は国や自治体は造らない、
と当時は明言していたらしい事です。
そのため、
障害者の家族が各方面に協力をお願いして回り、
そして、協力してくれる人たちがいて
最初は古家を借りた「どんぐりの家」から始まります。
更に土地を持っている篤志家が土地を寄付し、
2億円もの募金が集まり、
最後は立派なRC造の建物になります。
寄付できるだけの心の余裕ある人は寄付し、
障害者の家族も政府に甘えるのではなく頑張る、
その姿に心を打たれます。
私も日本で教育を受け、
日本のシステムの中で育ち、
今まで私は
日本人としての恩恵は十分受けてきました。
だから日本国に対して
その恩返しをしなければなりません。
恩返しの方法としては、
毎年安くない税金を払っているので、
これ以上、国に何かするのでなく・・・
近いうちに、この映画のような
不運だけど、それに負けず頑張る人たち
を応援するような何かができたらと思いました。
単純に寄付でもいいし、
協力することで自分も「気持ちがいいな」と思える何か、
をしようと思います。
DVDは販売されてないようなので
ぜひ原作の漫画を読んでみてください。
涙腺の弱い人なら泣けます。
私は涙が出そうになったけど
グッとこらえましたが。
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