2012年5月27日日曜日

UFC146 観戦

読書でも映画でもないのですが
ひさしぶりにテレビで観戦しました。

番組は2時間45分にまとめられてました。

かつての日本の「プライド」と違って
グラウンド状態で
上になった選手が肘を使って
下になった選手の顔面を攻撃するパターンが多く見られます。

1-2年前にエメリヤーエンコヒョードルを
メッタ殴りにして勝ったアントニオシウバという選手がいますが
今回それをやられて眼の周りから出血、
血が眼に入って見えなくなったらしく
ボロボロに殴られレフェリーストップという結末など。

全体としては打撃で決着がつくケースが多く
サブミッションで一本勝ちは少なかったです。

あと格闘技の試合を見ると
私がいつも思い出すことがあります。

高校のボクシングで日本一になった後輩がいますが
彼がよく言っていた一言。

試合開始のときに拳を前に出して
互いに合わせる一種の「挨拶」をしようとする選手がいますが
自分からそういう事をしてくる選手は弱い、と。

これから殴り合いをしようというのに
「どうぞ宜しく」みたいな挨拶を求めてくるなんて
勘違いしているんだよ、と。

彼の言葉を聞いたのは20年くらい前ですが、以来、
本当にそうなのか?
統計的にはどうだろう?
と思いつつ観戦するようになりました。

後輩の話を聞いて以来
今までで一番その言葉の通りだと思っていたのが
全盛時のヒョードルも
自分から拳を差し出すことはなかったな
いうことでしたが
今回のUFC146は彼の言葉の通りになっていました。

例外もありましたが、例えばメインイベントの勝者
ジュニアーデスサントスなどが
優勢になってから2ラウンド目にやるとか、
そういう場合は拳を差し出した方が勝ってます。

それも含め、
必ず挨拶を求める方が負けてる訳ではありませんが
プロの世界でさえそういう傾向があるのかなと思います。

なお、その後輩は3年前かな?
わがままで有名な女優と結婚した男と同じ名前です。

あの有名な2人は案の定、離婚しましたが。

2012年5月14日月曜日

死海殺人事件

アガサクリスティの推理小説が原作。

映画の原題は「Appointment with death」なので
死海との関連を期待して見るとガッカリします。

見終えてから
「死海なんてどこに出てきた?」
とツッコミたくなります。

実際、死海の景色は見なかったように思います。
(DVDのノーカット版なので間違いないです)

イスラエルの有名な「嘆きの壁」ほか、
観光名所がちらりと場面として出てくるので
映画タイトルのネーミングも変更すべきですね。

さて
オリエント急行殺人事件やナイル殺人事件は見たけど
死海殺人事件は未だだったし、暇なので見ました。

物語としては
冒頭から波乱を感じさせる家族構成や背景で始まり、
奇妙というか強引で無理な展開で家族旅行に出ます。

その旅先で殺人事件が起きるのですが
家族とその周りの人間全員に動機やチャンスがあるのです。

そしてたまたま旅行用豪華客船に同乗していた
探偵エルキュールポアロが犯人探しをするというもの。

わずかな聞き取り調査で犯人を概ね特定し、
フトしたきっかけで確信し、
たった一つの裏付け調査で断定してしまいます。

この推理の過程が短すぎて
少々おもしろくないというか納得がいかないのですが
推理小説にありがちな
「最も関係なさそうな人間が実は犯人だった」
という結果になります。

ストーリー上で
我々視聴者には知る由もなかった事実が
ポアロの推理の裏付けとされたのが
何となく納得いかない原因でしょうね。

1988年公開で、
確かにビジュアル的にも古臭さを感じます。

ただ、アガサクリスティ原作のシリーズは
古い時代のノンビリした旅のスタイルが背景で
見ている我々も旅情かき立てられるのが特徴で好きです。

個人的な感想では
キャリーフィッシャーはゲルマン系民族で
ポートレイト(グラビア)見るとゴツい美人ですが
この映画では可愛いタイプに見えました。

2012年5月10日木曜日

ランボー3

ランボーⅡと一緒に買ったランボーⅢです。
ランボーⅠは
値引きされて安くなるまで待つつもり(笑)

このランボー3は、
昨日見たランボー2より更に細部を忘れてしまっていて、
ううん?こんな話だっけ?と思いながら見てました。

戦闘シーンは迫力あるのですが
どうも昨日みたⅡより単調な映画という気がしました。

脚本家が変わったという話もあるので
そのせいかなと思います。

撮影のやり方もイマイチな気がしました。

それでも楽しめる映画には変わりませんね。

たった一人で大勢の軍隊を相手に戦うシーンは
ゴルゴ13を彷彿とさせます。

逆にゴルゴ13が一人で戦うシーンを読んでいると
いつもランボーや戦争映画を思い出します。

ロシア軍の基地内で戦ったときに負った脇腹の傷を
火薬入りの筒に自分で火を点けて消毒するというシーンは
まだ子供だった自分には衝撃だったのでよく覚えてますが
その前後があんなだったのも記憶に残ってなかったのが
今の自分の年のせいかななんて思いました。

ストーリーは単調で感情を持たないような主人公ながら
愛する国に裏切られ見捨てられた経験を持つ根暗な男だけど
心の中に持っている熱い何かを感じさせる、
そんなすばらしい映画シリーズだと思います。