よく行く場所のアスファルト地面にあった。
4~5か月前くらいからの話。
でも、自宅ガレージの駐輪位置には
オイルの跡は全く見当たらない。
車体の下を覗き込むと
滲んで垂れてきているのが目視確認できた。
恐らく滲んで垂れてきている量は
ごく少量と思われる。
なぜなら、
前回オイルを1L補給してから
既に1000km以上走っていた。
なので、滲んできている部分をウエスで拭き取っておいた。
で、その2週間後くらいだったかに
再度、下を覗きこむと、また少し滲んできていた。
往復50km強のプチ日帰りツーリングの前に直しておこう、
そして、
春になって暖かくなるとバイク乗る人が増えるから
その前に修理しておこうという人も増えるから混み合う、
そう思い、バイク屋へ持ってった。
タイヤ交換とオイル漏れ修理を一度にやる方が
預けて直して引き取る等のやり取り・手間暇を省略化できるのと
バイク屋も工数が減るから修理代が少し得かな、とも思ったんで。
結果、オイル漏れはオイルポンプ不良。
よくある原因は、オイルホースの割れ・折れだが、
もう18年も経つバイクなのでポンプ自体の劣化だそうで。
(バイク屋もポンプ交換は初体験のような口ぶりだった)
もしかしたら、長い方のホース(オイルタンクからの方)は
まだ柔らかく弾力があるので、
以前に交換したのかもしれないな、とも言った。
(短い方はキャブへ行く方で、そっちはやや固くなっていた)
で、スリップサインがほぼ露出、
でももう少しは走れそうだったRタイヤは
IRCのMB90に変わった。
IRCとは井上ラバー。
日本メーカーでタイに工場がある。
なので TUKTUK という愛称がついているのだと思われる。
バイク屋で事前にタイヤメーカーを訊いたら、
IRCかTIMSUN(ティムソン)の2者択一とのことで、
迷わずIRCにした。
IRCの方は減りがやや早く、
TIMSUNはやや硬めの乗り心地、とのことだった。
減りが早いということは、
恐らくだが
カーボン含有量が多いのだろう。
ということは、滑りにくいということだ。
そのへんは靴のソールと同じ理屈だ。
ちなみにTIMSUNは中国メーカーで
まず敬遠したくなるが、実は
日本の2輪車メーカーの標準タイヤを生産している会社
とのこと。

さて、サイズは、80/90-10 44J。
標準で着いてたチェンシンのは34Jだったので
耐荷重だったかスピードだったかの性能がUP。
交換後に自宅まで走った感じでは、
やや固くなったというか、しっかりした感じというか。
交換前のチェンシンタイヤは2001年3月のロットで
(1601と刻印あったので、2001年第16週目の製品)、
走ると何となくベチャっと潰れて路面にくっつく感じで
フニャっとした感じというか、
4輪車で高速道路を走ってる時に轍に取られるような感じ、
に近い時があった。
それがIRCの新品に変わって
しっかりした安心できる走行感覚になった。

で、この新しいタイヤはと見ると、
0318だから、2018年第3週目の製品。
つまり、2018年1月のロットだ。
ま、そんなもんだろう。
で、
オイルポンプASSY交換
と、
Rタイヤ交換、
以上が工賃・消費税込みで
21600円。
元50ccバイクにしては
修理代が高くついてしまった。
Rタイヤは走り方にもよるんだろうが、
1万kmは走ってほしいもんだ。
Fタイヤも、スリップサイン露出が近い。
あと2~3000kmは走れると思うが・・・・・。
バイクはRタイヤが早く減って
Fタイヤの方が長持ちするようだから
以下の期待は机上の空論になってしまうが、
仮に、
12000km走って前後共にタイヤ寿命として、
今回Rタイヤが6500円、
Fはマフラー外したりしなくて済むので工賃安いから
仮に5500円として、合計12000円。
もしも仮にこうなったとしたら、
1km走るとタイヤが1円分摩耗することとなる。
これは意外に走行コストが高いような気がする。
また、
2ストオイルは1L給油して1500kmほど走れたが、
ここ数カ月で2ストオイルの価格がガンガン上昇している。
なので計算しにくいが、ざっと計算すると
走行距離1kmにつき2ストオイル0.5円弱ほど。
なので、
タイヤと2ストオイルの消耗品費は
走行距離1kmあたり1.5円ということで、
原付を保有するコストはますますペイしにくいと判明した。
税金が年間2000円、
自賠責が3~5年物の長いのにして年間4000円程度。
即ち原付を登録して保有するだけで年間6000円かかる。
4輪車との燃費差から
この年間6000円をペイするには、
私の原付バイクだと
年間1000km程度走る必要がある
(2ストオイルのコスト込みで)。
これに加え、タイヤのコスト、
そして後ほど書くがブレーキワイヤー、ブレーキシュー、
これらが定期的にかかってくると
義務的維持費が安い原付とはいえ、ペイしない。
経済的な視点だけで見ると
4輪車だけ保有して、原付は捨てる方が明らかに得である。
抹消登録(いわゆる廃車)して
タンクからガソリン抜いて放置保管すれば良いという人もいるが
放置するとブレーキ、エンジンなど固着しやすい。
自分で整備する能力があれば別なんだろうが
私にはそんな能力はないから
放置後の復活メンテすると費用が高くつき、
登録したままの方がよかった、なんて事になりがち。
今や新車では手に入らない2ストだから、
経済的には捨てる方が良いと分かっていたのを
敢えて直して乗っているが・・・
これからもドンドン費用がかかるようだと、
断捨離すべきかも、なんて思ってしまう。
他には、Rブレーキワイヤーの動きが固い。
これはケーブルとカバーとの間に錆が発生しているためとのこと。
これをバイク屋で直すと工賃高いので
自力で直して延命を図ろうと思う。
バイク屋に頼むなら、
せめてFタイヤ交換、又はFブレーキシュー交換と一緒にしたい。
同時に修理する事により、
自分に何か言い訳できるようにしたいw
<追記>
ブレーキワイヤーの錆でなく、
リヤブレーキワイヤーの一番ケツと
ドラムを繋ぐカム?部分に
埃が堆積し、更にそれが油がかかって固まった物、
それが原因だったようだ。
以下、経緯を記す。
ブレーキなどのワイヤー用スプレーを
アマゾンで1000円弱で買い、
面倒臭いのにカウルを外して注入したが
あまり入っていかないせいか効果なし。
試しにバイク乗りのブログで見た、
カム部分への注油で直ってしまった、
ワイヤー交換やワイヤーへの注油は不要だった、
というのを参考に、
軽くやってみたら同様に直ってしまったのだった。
ワイヤーブラシで黒く堆積した埃を落とし、
何十年前のか分からないクレ601(スプレーグリス)の
僅かな残り分を吹き付けたら
アッサリ直ったという次第。
30年以上の経験があるバイク屋でも
そういう事は言ってくれない。
メンテできないライダーでも
グーグル先生に尋ねれば正解への早道ということもありうる。
手に負えないのはプロに任すべきだが。
なお、懇意の元・整備士にその話をしたら
ブレーキワイヤーは時々抜いて、
古い4ストエンジンオイル等の廃油に浸けて(軽く擦るのも良いかも)、
その後、物干し竿か何かで吊るして油を切る、
そういうメンテをすると錆びなくてよいよ、
というアドバイスをしてくれた。
4サイクルエンジンオイルは
4リットル缶を買っても余りがちだ。
また、昔は私も自分で4輪車のオイル交換をしていたが、
その際に出る廃油は、
最近のセルフガソリンスタンドでは引き取ってくれないので
そういうのを貯めておいて、
バイクのブレーキワイヤーのメンテに使う、
そういう有効利用法がある、ということだ。
参考まで。