2013年6月1日土曜日

南極料理人

この映画の感想を一言で表現するなら
「ほのぼのとした映画」です。

腹抱えるような面白さはないですが
微笑ましくて楽しいストーリーです。

2009年に日本で公開され
ちょっとした話題になったそうですが頷けます。

物語は
海上保安官の調理人が
南極越冬隊の料理人として444日間だったかな?
南極のドーム富士基地へ駐在?転勤になります。

その間の日常をエッセイにしたものが映画化。

まさか南極でロケしたはずもないので、
見終えた後で調べると
北海道の網走だそうで、
そこはしかも原作者の出身地だとか。

広大な雪原?氷原?なので
南極だと言い張られると
信じる人は多いかもです。

男8人だけで1年半も南極に居ると
ある種の狂気に支配される時・人もあるでしょうね。

それでも大きな揉め事にならず
(実際は険悪になったこともあったでしょうが)
映画の中では和気あいあいと描かれてました。

以下は一部フィクションというか脚色された部分かと思いますが・・・・・
たとえば・・・・・

一番若い隊員が、日本にいる彼女に
しばしば1分740円の国際?電話をかけていた。

彼女にかける際には
まずKDDのオペレータにつながり、
そこから希望する電話番号につないでもらうシステムだった。

しかし、やはり遠距離恋愛は難しく、
彼女は他に好きな男ができてしまった。

南極で死んでしまおうと思う彼。

結局は死ねず、毎日は過ぎて行く。

ところで、
KDDのオペレーターの清水さんという女性が
たびたび彼女との電話を繋いでくれる係だった。

彼女にフラレタ後は、
その見たこともない清水さんを思うようになる。

そして、
KDDに電話して清水さんを呼んでもらう。

清水さんは驚き、しかも気持ち悪かったんでしょう、
「失礼します!」と、一言で切ってしまう
・・・・
それでも彼は2度目のトライ。

8人が南極から帰ってきた時、
空港だか港だかに
KDDの清水さんが彼を迎えに来ていた、
しかもかわいい女性だった・・・・・

ちょっと話がうますぎるんですが
全くのフィクションでもないでしょうね、
でも若干脚色したんじゃないかと思いました。

強い刺激はないけど、
微笑ましくほのぼのとした映画でした。

もちろん主人公の料理人にまつわる、
例えば、家族の話なども
見ていて楽しいものでした。